アラウンド35歳 婚活をやめる勇気
わたしはもう結婚できないんだろうか?
そう感じ始めたのは婚活を始めて半年ほど経った昨年の冬。
「35歳の大きな壁があるらしい」
その前に結婚しなければ!!と焦り、結婚相談所に入るものの誰と会っても付き合いを進めていく気にはならず、
半年もたてばお見合いそのものが苦痛になりはじめた。
割と優等生タイプで仕事も頑張っていた、容姿にも比較的恵まれてきた(自称)
ゆえに疑問が生まれる。
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みんなはできるのに、なぜ自分はこの年まで結婚できないのか
結婚相談所の担当者からは、当初から「結婚は相性ですからね。みんな、話がまとまるときはトントンとまとまりますから!」と言われてきた。
もはやその「みんな」の母集団を確認させてほしくなった。
そうこうしてるうちに、お見合いも雑になり8カ月で休会することになる。
口癖のように「結婚したい」、でも心から本当に結婚したいのか?
30代前半から口癖のように「結婚したい」と言っていた。
彼氏がいたときもあったし、合コンや紹介が毎月2-3回あった時代もあった。
そしてとうとう結婚相談所にも入会した。
それにも関わらず、結婚できなかったのは、
認めたくなかったが「結婚したくなかった」のだろう。
そう、優等生キャラゆえに認めたくなかった数々の現実
- 男性とうまくコミュニケーションがとれない
- 人と一緒に暮らすのがしんどい、旅行もちょっとしんどい
- いわゆる「メス力」は全然使いこなせない
自分にがっかりだよ。。。
振り返る「結婚したい理由」
そこまで来ていよいよ本心に迫る機会があった。
休会できる期間の3カ月が終わり、退会するか復帰するかを決めなければいけない。
ひたすらなぜ結婚したいのか「自分の気持ち」軸で考え直した。
- 周りの人がしてるから
- 親戚のプレッシャーがあるから
- 今結婚しないと高齢出産になるから
これらはすべて他人軸だったと気づいた。
私が結婚したかったのは、ひとえに都会で生きていく経済的な不安を解消したかったからだった。
キャリアアップ転職を繰り返し、収入は人並み以上にあったかもしれないが
東京はなにせ金がかかる。
美容もエルメスも好きだ、ブランドからの招待があれば顔を出す。
あー私、お金のために結婚したかったんだ。
本当は人と暮らしていくのはそんなに快適ではないのに。
良い大人である、いろんなビジネスの修羅場も踏んだのに
自分のほんとの気持ちになんぞ、アクセスしていると思っていた。
でも、人と違う選択をする勇気がなかったのだ。
そうして、結婚相談所を退会した。
心は本当に晴れやかなものだった。